幻のデール

先日の土曜日22日の朝、いつもの早朝ランニングから帰ってきたら、
店の前のプランターのに隠れていた小さな子猫を発見

見たらお尻に大きな大きな大きな傷があって、
かなりの範囲で皮膚が剥けて肉が削られていました

家族の話ではカラスが大騒ぎしていたそうですから、
おそらく車かバイクにひかれたかなんかで動けなくなって、
カラスに襲われたんじゃないかと思います。


そのままにして置くわけにもいかず、いったん保護して、
とりあえず段ボールに猫用シートやタオルをひいて、
お水とキャットフードをあげました。


9時になってから区役所の衛生課(旧保健所)や動物愛護センターに電話をしましたが、
あいにくの土曜日なので通じません

警察に尋ねても預かることが出来ないとのこと


何よりもまず怪我が心配なので、
いつもお世話になっている動物病院へ連れて行きました。


もちろん、動物病院もボランティアではないので、
治療費は覚悟の上でした (o'ェ'))コクコク


しかし動物病院の獣医さんによると、
わたくしが想像していた以上に怪我は深刻で、
皮膚が裂けて肉が削られている部分はなんとか縫い合わせることが出来ても、
1ヶ月以上は消毒や薬の塗布など毎日行わなければならず、
その上尻尾が骨折しているので切断しなければならず、
そうすると神経にも異常をきたす可能性が高く、
排泄能力が悪くなり垂れ流しになってしまうかもとのこと ガーン!!∑(゚Д゚ll)

なので、家で飼って面倒を見ることが出来ないなら、
治療は勧められないという説明でした 。

つまり、獣医さんは親切に無理な治療は勧めないで、
飼えるのか?保健所へ持って行くのか?(それは殺処分を意味してるのですが)
考えて下さいとのことだったのです。


もし怪我がきちんと治せるようなら、
治療費も出すんだから飼っても良いかと少しは思っていましたが、
やっぱり毎日数回の消毒や薬の塗布など仕事の関係上難しいし、
ましてや排泄が垂れ流しになってしまうなんて言われてしまったら、
余計に飼うのは困難になってしまいます

だからと言って、
こんな小さなかわいい子猫が命を絶たれてしまうなんて、
その命を守ってあげることが出来ないなんて、
とても情けない気持ちで一杯でした



保健所などが昨日月曜日まで三連休していたため、
とりあえず保護することにしたのですが、
わが家にはすでに猫を飼っているので、
ワクチン接種をしていない野良猫はいくら可哀そうだと言っても、
室内には入れられません

屋根の下にあるベランダに大きめの段ボールを置いて、
猫用シートやタオルをひいて、寒くないように毛布にくるんであげて、
面倒をみることにしました。

画像



怪我が痛いのか?人間が怖いのか?
毎回顔を見るたびに威嚇してきて、まったく懐いてくれませんでした。

それでも3日も餌やりや便の始末などして世話していると、
やっぱり情が湧いてきて、
殺処分になるのが気の毒に思えてきました



そのせいで、元気がなく見えたのでしょうか?
知り合いが心配して声をかけてくれたので状況を説明すると、
その方はすぐさまお知り合いの獣医さんに連絡を取ってくれて、
「苦しい思いをし続ける方が可哀そうだから、早く楽にさせてあげましょう!」
と言って下さり、殺処分ではなく安楽死を勧めてくれました。


殺処分と安楽死はどう違うのでしょうか?

結局、人間の手で殺してしまうと言われればそれまですが、
殺処分はガスを使用して集団で命を奪うことになります。
言い換えれば大量虐殺と同じ様に、苦しみながら死んでいくらしいのです。
(らしいのですなので、誤解があったらすみません)

対して、安楽死は薬を使って眠らせながら命を絶っていきます。
苦しまずに安らかに永遠の眠りにつくことができるのです。

もちろん、費用も安楽死の方が遥かにかかってしまいます。


もともとただの野良猫だった子猫です。
それでも、たったの3日間とは言え、世話してあげた小さな尊い命なので、
その方のお知り合いの獣医さんにお任せすることにしたのです。


今日そこに連れて行って、その獣医さんに、
腰椎が折れている上神経も切れていて、
さらに傷口が壊死してしまい、
生きているだけで苦しくてたまらない状態だと言われました

土曜日よりも悪化していたのです

そして、こんな状態で生きているのは本当に苦しくてたまらないはずだから、
安楽死を施すことは命を奪って可哀そうなのではなく、
苦しい痛みから解放させて楽にしてあげることだと説明されました。



覚悟を決めていたせいなのか?
不思議と昨夜よりも悲しさが少なく感じられました。

いつも威嚇ばかりしていた子猫は、本当に安らかな寝顔でした。

痛かったんだろうなぁ。。。

苦しかったんだろうなぁ。。。

本当は優しくかわいい顔だったんだなぁ。。。


遺体は中野島にあるペット葬儀のドグウッドクラブにお任せしました。


ただの野良猫だったのに費用がかさむ結果になりましたが、
たった3日間だけでしたが家族の一員だったので、
やってあげられることはやりました。


運悪く3連休の土曜日に保護したので、
わたくしのせいで傷を悪化させてしまい、
余計に苦しい思いをさせてしまったけれども、
逆に考えると、
保護したのが平日だったらきっと保健所に連れて行っただろうから、
苦しい思いをしながら殺処分をされていたかも知れません。


酷な言い方をすると、大怪我をした時点で、
悲しいけれども助からない命だったということになります



本当に可哀そうな子猫でした

大怪我をしたのも可哀そう。

そんな状態で苦しい思いをしながら3日以上も生きていたのも可哀そう。

幼い命を奪われてしまったのも可哀そう。

だけど、1番可哀そうなのは野良猫に産まれてきてしまったことではないでしょうか?


人間に飼われている猫と違って食べ物を与えられている訳ではないので、
満足に食べられない事もあるでしょう?

カラスや他の動物に襲われたり、車やバイクにひかれたり、
常に危険と隣り合わせで生きていかなければなりません。

それも本当に幼い頃から。


おそらく野良猫のほとんどが人間のエゴによって捨てられた猫だと思います

その猫同士が繁殖して子猫が産まれてしまうのです。


人間がきちんと責任を持ってペットを飼ってあげていれば、
不幸な子猫や子犬はいなくなるはずなのです (o゚ェ゚))ゥンゥン


もともとはわが家のチップも野良猫として産まれました。

運良く心優しい人に保護されて、獣医さんに里親探しをしてもらって、
そしてわが家にやって来たのです。

もしかしたら、あの子猫と同じ様な運命をたどってしまったのかも知れなかったのです。


今回の件は、命の尊さやペットを飼うことの責任感を、
改めて見つめ直す機会にもなりました。


わたくしたち家族も、愛猫のチップをあの不幸な子猫の分まで、
精一杯可愛がってあげようと、
そして責任を持って最後まで飼っていこうと思います



相方デールの誕生は幻に終わってしまいましたので、
チップも悲しい思いをしているのかな?


可哀そうな子猫ちゃん、
命を救ってあげることが出来なくてごめんね

どうぞ安らかに眠って下さい。

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