ノンシリコンシャンプーについて考える② ~シリコンの役割

前回は「シリコンとはいったい何なのか?」っていうお話をしました。
(本当は”シリコン”じゃなくて”シリコーン”なのですけどね)

今回は、
「それでは、何のためにシャンプーにシリコンが入っているのか?」
ということについてお話したいと思います

ヘアケア製品に配合されているシリコンの役割は、
キューティクルに付着しコーティングをすることです


耐熱性や撥水性に優れた性質を利用して、
髪の毛のキューティクルを整えてツヤを出す、
指通りをなめらかにして摩擦を防ぐ、
ドライヤーやヘアアイロンの熱から髪の毛を守るなどの効果があります


人体への安全性や製品の安定性が高く、
安価で作れる上にダメージヘアなども手軽に手触りを改善できるため、
非常に多くのヘアケア製品で使用されています。


ヘアケア製品で使用されるシリコンオイルの代表的存在のジメチコンなどは、
耐水性の強い被膜を作るので化粧を水や汗によってくずれにくくする効果や、
ベタツキ感が少なく、さらさらした感触が得られ、すべりをよくする感触調整効果もあるので、
シャンプーやコンディショナーだけでなく、
乳液、クリーム、ファンデーションなどの多くのメイクアップ化粧品にも配合されている成分なのです


髪の毛は外側からキューティクル(毛表皮)、コルテックス(毛皮質)、メデュラ(毛髄質)
という3つの層でできています。

キューティクルは髪の毛を守る役割をしていますが、
ヘアーカラーやパーマ、過度のブラッシング、ドライヤーの熱、紫外線などのダメージに弱く、
それらが原因で傷ついたり、はがれやすくなったりしてしまいます
キューティクルが傷つくと毛髪内部の水分や栄養分が流出してしまい、
髪の毛がパサついたり、コシがなくなったり、
さらに悪化すると、枝毛や切れ毛になってしまいます

それを防ぐためにも、トリートメントやコンディショナーには、
髪の毛の表面に皮膜を作りキューティクルを保護する、
くし通り・指通りを良くして髪の毛同士の摩擦を防ぐ、
髪の毛に柔軟性やツヤを与え、毛髪表面のコンディションを整える、
などといった目的で、コーティング剤のシリコンが使われているのです。



しかし
髪の毛を保護するためのトリートメントやコンディショナーにはともかく、
髪の毛や頭皮の汚れを洗うためのシャンプーにまでシリコンが入っているのは、
いったい何故なのでしょうか?



一昔前にはシャンプーには、石油系や合成アルコール系の洗浄成分が使われていたため、
洗浄力や脱脂力が強く、洗い上がりの髪の毛がバサバサにきしんだりして、
手触りやくし通り・指通りが悪くなってしまいました

そこで安価で大量生産が可能で、
効果に即効性のあるシリコンを入れることにより、
手触りを良くさせようとしたのだと思います。

最近では洗浄力のマイルドな植物由来の洗浄成分が使われているシャンプーも多くなってきたので、
本来ならばシリコンを入れる必要もないはずなのですが、
ヘアーカラーや縮毛矯正、ヘアーアイロンの流行で、
髪の毛がダメージしている人がたいへん多くなってしまいました

髪の毛がダメージしている人は、
シャンプー中の指通りが悪く、髪の毛がもつれて絡まってしまうことも

そういったことを防ぐために、
ダメージケアを謳っている市販のシャンプーは、
シリコンを沢山入れて手触りを良くさせようという商品が多いのだと思います。

きれいな女優さんが長い髪の毛をなびかせるシャンプーのCMを良く見かけますが、
シャンプーで髪の毛が綺麗になったように感じるのは、
実際にはシリコンが沢山入っているからなんですね


しかし
シリコンの効果は髪をコーティングするだけなので、
髪の毛そのものを補修したり、
髪の毛の内部に浸透して保湿やたんぱく質を修復するような効果はありません


サラサラでツヤツヤな手触りの髪の毛でも、
実際には髪の毛はダメージしていて、中身はスカスカだなんてことも

理想を言えば・・・

シリコンで傷んだ髪の毛をコーティングして保護するのではなく、
髪の毛がダメージしないように保護することが大事なんでしょうね

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