ノンシリコンシャンプーについて考える④ ~シリコンの害とは?

巷で話題の”ノンシリコンシャンプー”について考えるシリーズも今回で4回目ですが、
前回は、
「今出回っているシリコン成分は蓄積しづらい構造となっていて、
ストッキングのように網の目状にコーティングされるため毛穴が詰まるということはなく、
直接、抜け毛や薄毛の原因になるとは考えにくい」

というお話をしました。

各大手化粧品メーカーのHPなどでも、
「シリコンが頭皮に蓄積することはありません!」
と謳っています

それではいったい、シャンプーに入っているシリコンの害とはなんなのでしょうか?


もともとシリコンの害とは、
シリコンは傷んだ髪の毛をコーティングして保護するため、
その影響でパーマがかかりにくくなったり、
カラーが染まりにくくなるということが発端でした。


実際に、一昔前の理美容室ではそういった問題が多くなっていた時期がありました。

 *当ブログでも3年ほど前にも記事にしたことがあります。
   http://897-yaguchi.at.webry.info/200911/article_18.html


確かに、シリコンは撥水性という性質上、薬剤の浸透を妨げる作用もあるかも知れませんが、
前述のように、今出回っているシリコン成分は蓄積しづらい構造となっているようです。

それに最近の理美容室では、残留シリコンを除去する効果のあるヘアークレンジング剤や、
炭酸泉を使用している所も多いので、
カラーやパーマの際のプレシャンプーで、残留シリコンを取り除くことができます。

 *当店では「レセ ソーダベースメイク」を使用しています。


そういう風に考えると、
実は「シリコンはそんなに悪いものじゃない」っていうようになりますよね?

そして、それならば・・・

「じゃあ、シャンプーに入っていたって良いんじゃない?」
そう思われるかもしれませんが、

シャンプーは頭皮や髪の毛の汚れを落とすものです

傷んだ髪の毛を保護・補修するのはコンディショナーやトリートメントですから、
そこにキューティクルをコーティングする効果のシリコンを入れるのは理解できます。

しかし本来シャンプーにはシリコンは必要ないものなのです。
例え害はなかったとしても、わざわざ入れる必要などないものなのです



色々な意見もあるとは思いますが、
シャンプーに入っているシリコンの害とは・・・

シリコンが傷んだキューティクルをすばやくコーティングし、
手触りや指通りを良くしてツヤを与える効果があるために、
洗浄力や脱脂力が強い安価な洗浄成分で作られたシャンプーでも、
髪の毛がギシギシにならずにツヤツヤでサラサラに仕上がってしまうので、
良いシャンプーだと勘違いしてしまうことなのではないでしょうか?


しかも
シリコンはあくまで髪の毛をコーティングするのであってトリートメント効果はないため、
シャンプー後のトリートメントが浸透しにくくなってしまいます。

そして
実際にはカラーやパーマ、ドライヤーの熱で髪の毛が傷んで、
内部がスカスカになっている状態でも、
シリコンの効果で手触りが良くてツヤツヤした髪の毛になってしまうため、
髪の毛の本当のダメージに気づかなくなってしまいます


つまり
シリコンに頼ったヘアケアを続けていると、
知らず知らず髪の毛のダメージを進行させてしまうことになることもあるのです

また、シリコンは非常に安定しているため、吸着の持続性が高いものです。
しかし永久についているわけではありません。
ブラッシングやシャンプーなどの物理的な力でキューティクルに付着しているシリコンがはがれる時に、
キューティクルまで一緒にはがしてしまい、
キューティクルを傷つけてダメージヘアーに導いてしまうという説もあります。


以上のような理由からも、
一般的に言われているような
「シリコン入りのシャンプーは抜け毛・薄毛の原因だ」
ということはないとしても、
シャンプーは頭皮や髪の毛の汚れを落とすものなので、
過度にカラーやパーマを繰り返しているような重度のダメージヘアーでもない限り、
シャンプーにはシリコンは必要ない成分なのではないかと思います。



ちなみに、石油系の化学合成物質のイメージが強いシリコンですが、
穀物やバナナなどの天然成分に含まれているケイ素から作られているシリコンもありますので、
「シリコン=不自然!身体によくない!」
という考え方は改めた方が良いかもしれませんね

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